2021.10.3 メッセージ内容

「神の声を聴こう」 Ⅰサムエル3:1-9

主がおまえを呼ばれたら、「主よ、お話しください。しもべは聞いております」と言いなさい。(9節)

クリスチャンにとって、神のことばである聖書を読むことは基本中の基本です。現在の自分に対する神の声を聴くことができるからです。特に、若いときに神のことばを聴いた人は、神の働きに用いられることが多いものです。ここに登場するサムエルは、まさにそういう人でした。

一、神の声を聴く環境

サムエル記の1章には、彼の母ハンナの嘆きと祈りが記されています。母ハンナの涙の祈りで彼は生まれ、3歳ころに祭司エリ夫妻にあずけられ、主の宮で生活するようになりました。成長したときには、なぜ自分が実の親に育てられないのか知らされたことでしょう。彼は、自分を神にささげた親の気持ちを理解し、主の宮での奉仕や祭司の教えによって、整えられていきました。

幼いころは特に、環境が大きな影響を与えます。周囲の大人が何を話し、何を大切に思っているかが、自然とその身についていきます。幼い頃から親が祈る姿を見、親とともに教会に行っている子どもは、目には見えなくても実際に生きておられる神を実感します。そして、聖書を読むことによって、そこから神の声を聴くことができるようになるのです。

二、神の声を聴く態度

しかし、環境がすべてを決定するのではありません。2章を読むと、エリの実の息子たちは、祭司としての働きをしてはいましたが、かなりの悪事を働いていたようです。ところがサムエルは、まだ小学生くらいのときに、寝泊まりしていた主の宮で、自分の名前を呼ぶ神の声を聞きました。老年になっていた祭司エリには聞こえなかったのは、その年齢のためだけとは思えません。

たとえ環境が整っていても、神の声を聞くためには、ふさわしい態度があります。まず、神は今でも語ってくださるとの信頼が必要です。悩みの時や、大切な決断をする時、主に求める思いをもっているかどうかが問われます。「求めなさい。そうすれば与えられます」という主のことばはそれを示しています(マタイ7:7)。エリがサムエルに、「主よ、お話しください」と言うよう勧めたように、私たちも子どもにそう教えましょう。

三、神の声を聴く結果

その後のサムエルは、士師たちがイスラエルを導いていた時代から王政に移っていく重要な時代に、国の方向を決めるために大きな働きをしました。問題がおこるたびに彼は神のもとに行って「主よ、お話しください」と祈り求めるようになったのです。そして、そこで聴いた神のことばを民に語る預言者となりました。後に次々と登場する預言者の先駆けだったと言えます。

幼い子どもを育てている親は、大きな責任を神様から委ねられています。学校では教えてくれない神様のことを、子どもたちに身をもって示してください。また、彼らの霊的成長は、これからの教会の運命を決めると言っても過言ではありません。高齢者が増えている教会において、次世代が育っていくために祈り、そのために尽力する必要があります。教会学校の働きと、そのために奉仕している教師のために祈りましょう。

神のことばである聖書は、今の時代、自由に読むことができます。聖書を開けば、いつでも神の声を聴くことができます。何という大きな恵みでしょうか。早天祈祷会では申命記の通読が始まりました。どうか、毎朝、神の声を聴き、それに従って一日を歩んでください。